和歌浦干潟生物調査

こんにちは。
生物科の南川です。

昨日11日、文化祭の代休を利用して、
生物研究部は和歌山県の和歌浦干潟で生物観察・調査を行いました。

干潟に向かう途中、河口付近で、水の中にエイの影が見えました!

部員たちも大興奮でした。



万葉集の歌人 山部赤人の和歌でも有名な和歌浦干潟は、
ハクセンシオマネキ(絶滅危惧II類)の、近畿地方最大級の生息地のひとつです。



節足動物ではハクセンシオマネキ、ヤマトオサガニ、ケフサイソガニなどの他、スナモグリの仲間らしい脱皮殻が見つかりました。

準絶滅危惧種のウミニナやホソウミニナ、フトヘナタリなどの巻き貝を用いて同定の練習も行いました。

その他、チロリの仲間などの環形動物も2種見つかりました。
同じ海岸でも、毎年実施している磯とは全く異なる生態系を観察することができました。