到着ゲートから大きな荷物を携えて、キラキラした表情の2年生が次々とフロアに出てきました。まったく疲れは見えませんでした。16日(火)からの3泊4日の沖縄本島への修学旅行が、いかに充実したものであったかを物語っています。マリン体験、首里天楼別邸・美ら海水族館の観光、アメリカンビレッジ・国際通りの散策、その他選択コース別のアクティビティなど、きっと、たくさんのメニューがギュッと凝縮された4日間だったのでしょう。
引率の先生方の眼差しからも、無事に帰阪したという安堵とともに、達成感に沸く生徒たちへの微笑みが感じ取れました。
保護者の皆さん、お忙しいところ、お出迎えありがとうございました。
〈修学旅行のしおり〉より
「第22期・第2学年 沖縄方面修学旅行に寄せて」
「沖縄」。沖縄といえば、エメラルドの海と空の青、白い砂浜と森の緑、心癒される大自然。琉球王国の歴史を伝える沖縄のシンボル「首里城」。激烈で壊滅的な戦火が襲った沖縄戦の悲劇を伝える「ひめゆりの塔」。自然の美しさとアジア・太平洋戦争の激戦の地だったこととが対比されて、鉄の暴風の悲しい歴史の記憶がより強く追体験されます。
私の高校修学旅行の思い出は、雄大な北アルプスの懐に位置する長野県北安曇郡の「白馬村」でのトレッキングです。ペンション泊の3泊4日でした。約45年前のことでうっすらとしか想い出せませんが。何よりのご馳走は、朝起床して部屋の窓を開けた瞬間に入り込んでくる清澄な空気だったように思います。なかでも、山の端を薄くオレンジ色に染めながら少しずつ面積を増していく朝陽に、目に映る景色すべてがまぶしく感じられたのを覚えています。
今から15年ほど前に実施された、ある旅行会社の調査「修学旅行の思い出は?」では、断トツで、「友だちとの思い出」(41%)が、「行った先の自然や景色」(29%)を上回っていて、青春真っただ中の多感な時期の集団旅行の思い出が大切なものとなっているようです。
また、「修学旅行になくてはならないものは?」の問いでは、「枕投げ」が、「自由行動」「友人・友情」「カメラ」「夜更かし」「お小遣い」を抑えて1位となっています。修学旅行に必要なものは、「友人と共にする時間と空間」ということではないでしょうか。さて、皆さんが考える「修学旅行になくてはならないもの」はいったい何でしょう?
日頃、何気なく接している、仲間や先生方と寝食を共にすることから深まる「人と人の関係」、集団行動を通して気づく「協調」や「気遣い」など、ぜひ、個人旅行にはない貴重な時間と空間を楽しんでください。
そして、激甚な爪あとを生き抜き、人間の尊厳を何よりも重んじ、平和を求め、人間性の発露としての風土・文化をこよなく愛する人々の「沖縄のこころ」に深く感じて、無事に帰阪してくれることを願っています。
