6月16日(金)和歌山県の紀三井寺公園内の陸上競技場で行われた、近畿大会の2日目に昼から応援
に行ってきました。8種競技の最終種目の1500m走を見ることができました。1日目に得意な種目
4種目を終えて全体で2位と好発進していたので、「全国も夢ではない」と思っていましたが、2日目
は3種目が思うようにはいかず、最終種目の前に本人及びスタッフは、「30~40秒差でトップ狙
い」という作戦でした。そうはいっても、なかなかそんなことはできませんし、よほどの気力がないと
トップ争いを演じるなんてできません。ましてや、2日で7種目を炎天下で2時間おきに競技して最終
の疲労のピークに達するときに1500m走を4分20秒を切るぐらいで走ることを目標にするなんて
とんでもないことです。しかし、彼は果敢に勇気をもって攻めました。スタート直後から先頭争いを演
じ、途中まで強い気持ちで2位で食らいつきました。疲れが出て、そのままじわじわ下がるという苦し
い時に、さらにもう1度ペースを上げて、前の選手を抜きに行きました。これがすごいことです。最初
に前に出ることはできても途中でもう一度上げようとすることは、よほど強い気持ちがないとできませ
ん。先生と一緒にしっかり頑張って成長してきた証拠だなあと感じました。これができたことは、何よ
りも財産だと思います。
全国には行けませんでしたし、全体11位と表彰台にも上がれませんでした。しかし、逃げませんでし
た。かっこよかったと思います。八尾翠翔高校を元気にしてくれました。ありがとう。よく頑張りまし
た。ご苦労様。