7月13日(木)、八尾のプリズムホールで人権学習として、桂 福点さんの講演と創作落語を
鑑賞しました。桂 福点さんは先天性の緑内障で何度も手術を繰り返すも、中学生時代に両目を
失明されました。小学校期にはいじめも経験されるなど視覚障がい者である自分の今までの歩みを
振り返りながら、障がい者理解についてご自身の考えを語られました。いろんなことが盛りだく
さんの講演で、生徒の皆さんは感じることが多かったのではないかと思います。ビニール袋を使って、
視力がなくなっていく、その見え方を体験したり、福点さんが視覚障がいのある方の介助の仕方を
自分の体験の中から教えてくださったりと切り口の違う講演だったのではないかと思います。
私は、「わからなくてもいい。完全にわかるわけがない。わかろうとする気持ちが大切だ。」
「わかろうとし合えることがいい社会につながる。」といった言葉が非常に印象的でした。これは、
何も障がいについてだけでなく、いろんな人いろんな先生いろんな生徒がいてそれぞれがいろんな
環境の中いろんな考え方をもって共同生活を行いながら学校にいる中で、考えなくてはいけない
ことにつながる大切な言葉ではないかなと感じました。