12月14日(水)東大阪市立意岐部小学校

東大阪市立意岐部小学校では、校内研究のテーマを《「表現力を高める国語科教育」―書くことを中心にして―》と設定し、全学年で研究授業を行っています。4年生の「詩を書くことを楽しもう」の研究授業に際し、府教育センター指導主事を招いて全体研修を実施しました。指導主事からは、「授業を提案されたときに、各自が明日からの自分の授業にどう役立てていくかを考えていくことが、学校全体の授業改善につながる」という話がありました。

これをもとに5年生の研究授業では、子どもたちが自分の意見をフォーマットに従って書き、発表できることと、書いたことをもとに意見交流や討論ができることの2点を目標に授業を行いました。また3年生の研究授業では、手紙を書くことによって自分の考えを表現し、交流できることを目標として授業を行いました。

12月14日(水)の2年生の研究授業の際には、指導案の検討、事前授業、研究授業に指導主事が関わり、3年生の授業の流れを汲んで、登場人物に伝えたいことを手紙で書くことを通して、子どもたちが自分の読み取ったことや考えたことを表現することを目標としました。授業では普段なかなか書くことができない子どもも、教科書に傍線を引いたり、動作化したりしながら考えを深めていくことで、自分の思いを書くことができました。

研究討議では、文中の言葉を丁寧に扱うことで、登場人物の行動や気持ちに対する子どもたちの理解が進み、その結果、子どもたちの「書きたい気持ち」が促進されるのではないか、という意見が出ました。また、指導主事からは、研究授業の様子を撮影した写真が提示され、授業構成や子どもの変化などの説明や、S-T分析の結果から見えてくることについて解説がありました。

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