貝塚市立第四中学校の校内研究テーマは「学習意欲を高めるための効果的なグループ学習」です。生徒会活動を通して学校の荒れを改善し、今では他に誇れる中学校となりつつあります。その中心の取り組みが仲間づくりであり、取り組みの核になるのがクラスの生活班です。経験年数の浅い世代の教員も様々な場面で、積極的に班活動等を取り入れた実践を行っています。
校内研究のテーマには、班の大切さを再確認し、授業の中でグループ活動を積極的に活用していこうというねらいがあります。それは、小集団で活動を行うことで発言や活動の時間を確保し、さまざまな考えを引き出したり、思考を深めたりする効果を期待しているからです。今年度は、府教育センターの校内研究支援を活用して、テーマに沿った研究授業(体育、英語、国語、数学)および全体研修を実施しています。
8月1日(月)に行った校内全体研修においては、教職員が小グループを構成し、子どもたちにつけたい力について考え、グループ内での意見交流や発表を行うワークショップを行いました。その後、グループを教科ごとに再編成し、多くの指導案について分析、交流を行いました。研修の形は、活動的・能動的なものであり、自分たちがテーマを再認識させられるものであったことに満足しています。このあと、1月の研究授業に向けて、研究テーマを更に深められるよう進めていきます。