夏休み実習

全国の高校では現在夏休みですが、農業高校では夏休みにも実習があります。
休み中でも植物は成長しますし、管理が必要です。
全ての学年で実習がありますが、1年生は専攻に分かれていないので、日によって野菜、果樹、草花、園芸デザインなどグループごとに実習内容が異なります。
果樹ではこの時期にカキの摘果を行います。

自然の状態だと果実が成りすぎてしまうので、人の手によって果実の数を調節し、より高品質の果実を生産します。御覧のように1本の枝に多くの果実がついております。
また、カキの枝は非常に折れやすく、果実が多くついた状態だと折れてしまいます。
大人の足くらいの太さの枝も折れてしまうこともあり、果実の重さ(負荷)もバカにできません。

カキの樹は比較的高いので、高い脚立での作業です。
1年生は初めての脚立での作業で、高いところが苦手な生徒にとっては試練でした。
また、作業中にセミが顔めがけて突撃する毎年恒例のイベントも発生し、虫嫌いの生徒の悲鳴が今年も聞こえてきました。
そんなこんなで蒸し蒸しした暑さの中、1人も倒れることなくカキの摘果作業が完了しました。
皆さんお疲れ様でした。