2017年アーカイブ

バナナファームに行ってきました。

果樹専攻のバナナ班のメンバーで岡山県の神明ファームへ行ってきました。バナナは99.9%を輸入に頼っていますが、本州でもわずかに生産しています。そのひとつが岡山県の神明ファームさんです。 妹尾駅からしばらく徒歩での移動でしたが、あたり一面田んぼだらけ。大阪にはない光景でした。さすが農業の盛んな岡山です。ビニールハウスの中には多くのバナナが栽培されていました。去年9月に定植し、約1年で収穫できたとのこ...

わたしの自然観察路コンクール入選

「わたしの自然観察路コンクール」にてSS科学部(通称きのこ部)の作品が団体の部で入選しました。普段研究活動をしている倉庫兼部室で記念撮影です。 園芸校内のきのこ調査の過程で特に印象に残っているきのこの分布をまとめた作品でした。夏休みに頑張ったかいがありました。賞状、副賞のカメラとともに作品がプリントされた絵葉書を送ってくださるという主催者サイドの粋な計らいありがたいです。ちなみに、園芸高校内だけで...

野菜の収穫

果樹園では落葉が始まり、植物の成長も鈍くなる時期ですが、2学期の初めに播種した畑には大きく育った野菜が。ハクサイやニンジン、ミズナ、コマツナ、ダイコン、カブなど冬の野菜がおいしそうです。 園芸1年生の家庭ではしばらく野菜を購入しなくてもよさそうです。 この時期、阪急電車で野菜をたくさん持った高校生がいたら十中八九園芸生でしょう。

箕面市農業祭に参加

11月25日(土)本校に隣接する箕面市の農業祭にて同窓会箕面支部との共同出店でフラワーファクトリ科園芸デザイン班、菊花鉢物班が丹精こめて栽培したパンジー苗、ミニ観葉植と同窓生がつくった野菜、ゆずなどを一緒に販売しました。年に1回、在校生と同窓生が交流し、学校のこと、進路のことなどいろいろな話ができる場ともなっています。 パンジー苗はなんと1700個が1時間で完売しました 在校生卒業生と記念撮影...

ヒンナヒンナ

ずいぶん前に仕込んだウメみそが良い感じになっていました。園芸高校で収穫したウメを赤みそと砂糖に漬け込んだもので、ウメエキスが出てきています。この日はみそと果肉ミキサーします。本来は適度に温度をあたえ、発酵させるようですが、腐敗をおそれ、低温で保存していました。まあ、ウメエキスは十分出ているので、ウメの風味はするはず・・・。 完成後はみんなで野菜につけて試食。みそと思って食べると違和感が・・・。み...

記念祭の準備が始まっています。

もうすぐ創立記念祭ということで校内でも収穫や装飾などの準備が始まっています。まず、果樹園の様子です。創立記念祭ではたくさんの生産物を販売するため、みんなで協力しながらカキの収穫をしていきます。 高い場所のカキは脚立に上って収穫です。 記念祭では平核無という品種を販売するのですが、この品種は渋柿なので、渋味を取り除く脱渋を行わないといけません。園芸では食味の良いアルコール脱渋を採用しています。...

サツマイモの収穫

1年生の農業と環境の授業でサツマイモの収穫が行われました。特に今年は収量が多く、フラワーファクトリ科1年2クラス全体で1000kgを超えるとのこと。 大きなサツマイモがごろごろ出てきます。あまりの多さに授業時間では全ての収穫ができないほどでした。 収穫したものの一部は生徒が持って帰り、残ったイモは創立記念祭で販売します。11月12日に創立記念祭があり、毎年園芸高校で収穫した野菜や果実、花、加工...

あらしのよるに

先日の台風により果樹園では樹が倒れるなどの被害が。 フェイジョア、バナナが倒れていました。 さっそく放課後に果樹専攻のバナナ担当の生徒が出動し植えなおしです。根が生きていたので、うまく活着すれば復活するでしょう。後は天に祈るのみ。 多少、ぐらついていたので、根が張るまで杭で倒れないよう固定です。 親株から発生していた分げつを株分けし温室へ。こちらもうまく活着しますように。

収穫の秋、礼肥の秋

秋となり、果樹園では収穫を迎える果実が増えてまいりました。園芸高校でもヨウナシやカキが販売されるようになってきました。少し前ですが、ブドウの出荷調整の実習風景です。このあと生徒たちによる移動販売をしました。 普段は事務室前やトレーラーハウスで販売していますが、実習の中で移動販売をすることもあります。収穫が終わった樹には今年の収穫へのお礼の意味も込めて「礼肥」という作業をします。 果樹は根を深く張っ...

農業と環境(秋編)

トマトやトウモロコシ、キュウリ、ナスなどの夏野菜が栽培されていた1年生の畑も2学期が始まるときれいに整地され、新たに冬野菜に向けた播種が始まります。 非常に小さな種を一粒一粒播いていきます。この日はダイコン、カブの播種でした。みんな下を向いて必死です。 ちなみに前の週に播種したところには早くも発芽していました。実はこれ、ハクサイです。冬に向けミズナやシュンギクなど、この畑だけで何杯の鍋ができるでし...

流しそうめん

授業とは一切関係ないですが、果樹部にて夏の思い出に流しそうめんを行いました。果樹部員の流しそうめんをやりたいという要望から始めたことでしたが、思いのほか大規模に。1年生、2年生が協力して準備を行いました。 竹を半分に割り、節を取り除いていきます。 竹を連結させて完成したのがこちらです。果樹棟の2階からスタートした巨大流しそうめん台の完成。 2階から流しているだけあり、なかなかの速度でそうめんが...

夏休み実習

全国の高校では現在夏休みですが、農業高校では夏休みにも実習があります。休み中でも植物は成長しますし、管理が必要です。全ての学年で実習がありますが、1年生は専攻に分かれていないので、日によって野菜、果樹、草花、園芸デザインなどグループごとに実習内容が異なります。果樹ではこの時期にカキの摘果を行います。 自然の状態だと果実が成りすぎてしまうので、人の手によって果実の数を調節し、より高品質の果実を生産し...

夏野菜の収穫

現在1学期末考査の最中ですが、畑の野菜はどんどん大きくなっています。1年生の農業と環境の畑を見てみると夏野菜がたくさんできています。 収穫した野菜を持って帰る生徒の姿が増えてきました。こまめに収穫し持って帰りましょう。特にキュウリはすぐに大きくなってしまいます。放置してるとおばけキュウリが何本も・・・ということになります。写真のキュウリがまさにそれですね。また、最近は野菜を狙ってカラスが大量...

ブドウの摘粒実習

6月の中旬以降はブドウの摘粒実習があり、1年生、都市園芸コース専攻の2,3年生総出で行います。 ブドウはそのままにしておくと、房に果粒が付きすぎてしまい、肥大の過程で裂果します。なので、果粒が大きくなる前に、果実数を減らしてやる必要があります。さらに適切な果粒数にすることで残した果粒の肥大成熟を促進します。こちらが摘粒後の房です。適度に隙間が空き、果粒が肥大しても大丈夫そうです。初めのうちは一...

草花系の授業

最近、果樹や野菜といった食料生産関係の記事が多かったので、草花や園芸デザイン関係の授業風景をアップします。一概に農業といっても食べ物を生産するだけではありません。人々の目を楽しませ、心を癒す草花の生産や、ガーデニングなども農業なのです。園芸デザインではテランセラの挿し木をしていました。 挿し木とは繁殖方法のひとつで種子を播種して苗を増やすのではなく、枝を土に挿すことで苗を生産する方法で、草花や果...

授業風景~課題研究~

農業高校には課題研究という科目があり、園芸高校では各専攻に分かれたあと2年生から研究活動などに取り組んでいきます。フラワーファクトリ科には野菜、果樹、草花(切り花班・菊鉢物班)、園芸デザインといった専攻があります。今回は果樹専攻の課題研究の様子をご紹介します。果樹専攻班(2年生)では今年からバナナの栽培実験に取り組んでいます。この日は届いたバナナの苗の定植です。 バナナは熱帯果樹ですが、耐寒性の強...

授業風景~植物バイオテクノロジー~

フラワーファクトリ科では畑での農作業もありますが、室内での実習もあります。そのひとつが「植物バイオテクノロジー」です。この日は1年生が培地を作っています。培地とは植物が成長に必要な栄養を溶かした液体を寒天で固めたもので、試験管内など無菌状態の環境で植物を育成する際に使います。 決められた濃度にするために、薬品を計り、湯煎により溶かしていきます。このような培地で育てる植物としてはコチョウランなどが有...

ウメの収穫始まりました

小梅の収穫が始まりました。ほんのりと赤く色付き、ジャム、シロップ、梅干しなどに加工できます。 この日は果樹部で収穫です。鈴なりに実った果実の収穫は時間がかかり、全て収穫することはできませんでしたが、2ケース分の小梅を収穫できました。 収穫した果実は形の悪い果実、小さい果実を取り除き、選別した果実を商品として販売します。 1kg500円で移動販売し、この日収穫したものは完売しました。お買い上げありが...

農業と環境の授業風景

園芸高校ではいずれの学科においても農業と環境という科目があり、農業の基礎を学びます。1年生は各自で管理する畝(畑)が与えられ、そこで季節の野菜を栽培管理することで、農業を実践的に学んでいきます。もちろん日々の除草から水やりまで個人で管理していきます。この時期は夏野菜であるトマト、トウモロコシ、キュウリ、ナスなどを栽培します。今回の授業ではトマトの芽かきや誘引を指導しています。 麦わら帽子の人とモ...

果樹園始動

今年度も春を迎え、果樹園での各果樹も花を咲かせ、結実してきました。毎年、果樹実習はビワの摘果から始まります。 ビワの樹は樹高が高いため、3mの脚立を使ったり、木登りをしながら果実の数を減らしていきます。摘果は果樹栽培においては必須の作業で、成りすぎた果実の量を調整することで、残した果実に養分を集中することができ、より高品質の果実を生産します。春から夏にかけて様々な果樹が結実を迎えるため、この作業...

箕面市に花苗を寄贈しました

 箕面市にマリーゴールドの花苗1,000ポットを寄贈しました。これは本校同窓会を通してのイベントでもう15年ほど続いている恒例行事となっています。園芸デザイン班が栽培してきた花が箕面市内の公園、保育園などに植栽されます。植えられた花壇には「寄贈 大阪府立園芸高校 同窓会箕面支部」のラベルがついていますので、ぜひ公園で見つけてみてください。  花苗は同窓会のみなさんが箕面市役所まで運んでくれました...

コチョウランの交配をしました

 フラワーファクトリ科ではコチョウランの播種から開花に至るまでの栽培管理を行っています。今日は菊鉢物班の3年生がその種子を採取するために交配を行いました。花粉塊という1mmほどの粒を花の奥のほうにピンセットでつけていきます。細かく根気のいる作業ですが、うまく種子ができるようにと祈りながら行っていきました。でもこのコチョウランが開花するのは4年後。在学中に花が見れないのは残念です。 うまく結実して...

入学式の会場装飾をしました

4月7日(金)フラワーファクトリ科草花デザインコースの2,3年が入学式に向けて体育館とその周辺の装飾を行いました。舞台には豪快な投げ入れの活け込みが3体、前面にはフラワーアレンジメントを端までいっぱいに並べました。生徒みんなで考えながら時間もかかる作業ですが、完成した時の達成感は得難いものがあります。これで新入生を迎える準備もばっちりです。なお、会場全体の様子はスクールブログをご覧ください 作業...

老人ホーム花壇作成

園芸デザイン部では桃山台の豊泉家の花壇を作成管理しています。 日頃作れない花壇デザインや、品種を利用しての花壇作成はとても将来への経験で役立っています。 来年度も継続予定のため、次の花壇デザインに奮闘中です。

企業実習 大阪ステーションシティ

園芸デザイン部では企業実習を行っています。 今回のブログは、大阪駅の大阪ステーションシティでの様子です。 壁面の花壇を作ったり、オフィスの壁面アレンジの管理、天空の農園の管理なども行いました。 時空の広場での天井吹き抜けでの展示なども習い、学校内外での実習に役立てています。 次年度も沢山の活動を行っていきます。

日本植物生理学会 高校生生物研究発表会 奨励賞受賞

3月18日(土)鹿児島大学で開催された日本植物生理学会年会での高校生生物研究発表会にて生物工学部が奨励賞を受賞しました。発表内容は「コチョウラン根端のPLB誘導について」でコチョウランを根から増やす試みです。今までほとんど成功しなかったのですが、2年にわたって実験を繰り返し、ついに成功率100%に達しました。発表はポスター発表の形式で審査員や一般見学者の鋭いツッコミにも堂々と答えることができました...

草花専攻(切花アレンジ班、菊鉢物班)卒業論文発表会

1月13日 課題研究班の草花専攻で卒業論文発表会が開催されました。課題研究の授業で1~3名のグループで取り組んでいた、2年生のときからの継続した研究や栽培プロジェクトなどの発表です。どれも内容が濃く、今まで同じ班でありながら、お互いに知らなかったことがよくわかりました。なお、今回優秀と認められた発表は1月19日に開催された学校全体の卒業研究発表会に出場しました。 発表テーマを紹介します。・プリザー...