授業風景~植物バイオテクノロジー~

フラワーファクトリ科では畑での農作業もありますが、室内での実習もあります。
そのひとつが「植物バイオテクノロジー」です。
この日は1年生が培地を作っています。
培地とは植物が成長に必要な栄養を溶かした液体を寒天で固めたもので、試験管内など無菌状態の環境で植物を育成する際に使います。


決められた濃度にするために、薬品を計り、湯煎により溶かしていきます。
このような培地で育てる植物としてはコチョウランなどが有名ですね。
農業というよりも理科の実験のようですが、これも立派な農学です。
農業に関する学問「農学」は畑仕事だけでなく、生物、化学、物理など理科の分野も含む広範囲な学問なのです。