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今日は3年生古典、1年生古典と探究、2年生現代文の授業を見学に行きました!

今日は4クラスの授業を見学に行きました。

まず1限目は3年生の古典で「蜻蛉日記」の「嘆きつつ一人寝る夜」を学習していました。導入では先生が作者の夫である藤原兼家を中心にした家系図で一族を説明されていましたが、生徒たちは日本史で習っていないそうで、道長すら少し怪しい感じでした。古文や漢文を学ぶ上で歴史的背景を知らないと相当不利ですが、どうしたものでしょうか。

でも、「あさましさ」という言葉に現れた作者の苦悩については担当の先生が完璧に解説しておられました。まるで目の前で見ているかの如く、とてもよく分かりました。あと、訳や文法に気が行き過ぎて話のストーリーが今一つ入っていない場合もあるのですが、その点についても何度もストーリーを確認してくださっていました。

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2限目は1年生の国語総合乙という古典の授業を見学しました。今日勉強していたのは動詞の活用で、四段、ナ変、ラ変、上二段、下二段、上一段、下一段までやっていました。私もかつては国語の教師として1年生には必ず教えたのですが、「寝(ぬ)」とか「経(ふ)」なんて読めないですよね。でも1年生の皆さん、古典文法はこの先ずっとついて回ります。今から確実に身に付けておかないと後で困ることになりますのでしっかり復習しておいてくださいね。

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3限目は1年生の探究の授業を見学しました。今日は初めての授業ということで、前半に探究という授業でどんなことを学ぶのかなどについての説明があり、後半は「情報収集」と「伝える」をテーマに地球温暖化について分担して調べて発表していました。先生がパワーポイントを使って説明しておられましたが、ポイントが見やすく絞られていて分かりやすかったので、生徒たちも興味津々で見入っていました。今日の生徒たちの様子を見ていると、この先に待っている生徒たちの発表が本当に楽しみです。

5限目は2年生の現代文の授業を見学に行きました。私は先生方の都合に合わせて見学に行くのですが、偶然が重なってこのクラスに行くのは今日で3回目となりました。絶対に生徒たちは「また来た...」と思ったでしょうね。(笑)

普段、私は常に「今、この瞬間に生徒たちにはどんな力が付いているのか」ということを考えながら授業を見学していますが、今日の授業では評論文を要約する時に求められる要素の順位付けが明確に解説されていたので、「要約する力」、つまり筆者の主張の重要な部分を的確に捉える力が付くと思いました。今日の経験を通し、生徒たちにも「何となく」ではなく「~だから」と明確に根拠を示しながら説明できる力を身に付けてほしいと思います。

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