生野高校では今年度から、PDCAサイクルを活用して学力のより一層の定着を図ることを狙いとして「振り返り」に力を入れています。以前に模試の振り返りシートをご紹介しましたが、今回の前期中間考査でも各科目ごとに、下のようなシートを使って生徒たちに振り返りを行わせるようにしています。
昨日で中間考査が終わりましたが、今日早速３クラス分のシートが校長室に届きました。ちなみにこれまで校長を務めた２校でもそうでしたが、私は生徒たちが書いた振り返りシートは全部読むことにしています。
以前、１・２年生にこの振り返りシートについて説明した時、すべきことを明確にするために、それぞれの内容はできるだけ具体的に表現するようにアドバイスしました。下の生徒は結構いい点数（黒塗りにしていますが）を取れていましたが、さすがにしっかり振り返ることができていますね。
これに対してあまり良くない方の見本で示したのと同じような生徒もいました。「良かったことは？」－「ない」、「良くなかったことは？」－「すべて」、「復習が必要なところは？」－「すべて」、次に向けては？－「頑張ります」「勉強します」...具体性がなければ改善は難しいです。生野生の皆さん、合言葉は「具体的に」ですよ。
あと、振り返りシートを点検するたびに直すのが完璧の「璧」。「壁」になっている生徒が毎回１００人以上います。生野生の皆さん、気を付けてくださいね。