今日の1限目は3年生の数学Ⅲの授業を見学に行きました。学んでいたのは「平均値の定理」という内容で、簡単に言えば「引いて引いて割ってる形に見えてくるかどうか」だと先生がおっしゃっていました。とにかく板書は丁寧できれいだしスライドも見やすいしで、私でも分かった気になれました。でも一番興味が湧いたのは、プロジェクターとスマホをオンラインでつないでスライドを見せておられたことです。どうやればできるのか、とても知りたいと思いました。
2限目は3年生の体育の授業を見学に行きました。今日から走り幅跳びに入ったそうですが、担当の先生が、「初日ということでまずは『それらしいフォームづくり』から」と仰っていました。で、その方法ですが、踏み切りの瞬間が「マリオ!」、続いて腕を後ろから回しながら「グリコ!」、これを連続して「マリグリ!」、最後に体を小さくして着地するということです。で、面白いのがこれで本当にそれらしいフォームになることです。さすがに10年続けて陸上部を全国大会に導いておられるだけのことはありますね。2限目はとても暑かったのですが、女子たち靴の中を砂だらけにしながらも、とても楽しそうに笑い声を上げながら熱心に取り組んでいました。
4限目は2年生の理数物理の授業を見学しました。今日は凹凸レンズの焦点距離を測定する実験を行っていました。実験結果だけでなくどうしてそういう現象が起こるのかが説明できるようにと、先生が何度も生徒たちに仰っていましたが、私もこれはとても重要なことだと思います。こうしたことを積み重ねることで「受動的暗記型」の学習法から「能動的思考型」の学習法に転換することができると思います。あと面白かったのが、先生が生徒たちの測定結果を「バッチグー!」と評価しておられていたこと。念のために生徒に「バッチグー」の意味が分かるか尋ねたところ、「意味は分かるけど使わない」とのことでした。初任の先生ですので生徒と世代的にそんなに違わないと思うのですが、時代の変化はどんどん加速しているようですね。(笑)
5限目に防災避難訓練を行いました。ちなみにコロナ禍で3年ぶりの訓練となりましたので、3年生も含めて全生徒が生野高校で体験する初めての訓練ということになります。4限目が終わるか終わらないタイミングで非常ベルが鳴り、生徒たちは授業担当の先生の指示に従って非難を行いました。私も物理実験室からグランドまで、非難する生徒たちの様子を見ていましたが、みんな非常に落ち着いて冷静に避難できていたと思います。訓練を指導いただいた松原消防署の方も、生徒たちの聞く態度をお誉めくださいました。
10名の生徒が自ら名乗り出て消火器訓練に臨んでくれました。こういう時に積極的に手を挙げてくれるのもうれしいですね。
生野生の皆さん、今日の私の話を覚えてくれていますか?人に伝えることでさらに自分の身に着くことになりますので、ぜひ一度こういう話だったと家族の方に説明してみてください。