今日はずっと振り返りシートを読んでいました!

今日も朝から校長室にこもって前期期末考査の振り返りシートを読んでいました。

読んでいて思ったのですが、誤字が多いです。これはきっとスマホやPCの影響で、昔の高校生に比べてイマドキの高校生は自分で文字を書く機会が減っているからでしょうね。書かないとやはり覚えることができませんよね。

というわけで、今日は生野生の今後のためによく間違えているものをご紹介します。ただし念のために申し上げておきますが、たとえ間違っているにせよ漢字で書こうとする姿勢は評価に値します。中には本当に簡単な言葉でさえひらがなで書いている人いますから。生野生の皆さん、普段からできるだけ漢字を使って字を書くよう習慣付けてくださいね。

その1。まずはいつもの定番で「完璧」の「璧」が「壁」になっているもの。これに関して面白いことに気づきました。2・3年生は昨年から何度も言っているせいか、間違いがぐっと減っています。それに対して1年生はやはり結構多くの生徒が間違えていますね。1年生の皆さん、「完璧」の「璧」とは宝玉のことで、「完璧」を書き下すと「壁を完(まっと)うす。」になります。有名な故事成語なので一度意味を調べてみてください。

その2。今日多かったのが「徹底」の「徹」が「撤」になっているもの。20回以上直しました。

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その3。「何回目」の意味で使っている「何周目」。「周」の字が「週」になっています。これも20回以上直しました。

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その4。うっかりミスだと思いますが、間違って覚えてたら困るので下に列挙しておきます。

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続いて、漢字間違いではありませんが言葉の選択間違い。大阪の子どもがほぼ全員間違っているのが下の「並べ替え」。「並び替え」の「並び」は「並ぶ」という自動詞で、自分が動く時に使います。これに対して他を動かす時は「並べる」という他動詞を使います。従って並べる順番を替える時は「並べ替え」を使います。生野生の皆さん、普段の会話では「並び替え」でも通じますが、入試などの時、特に関東圏では強い違和感を持たれると思いますので気を付けてくださいね。

とまあ、間違いばかり指摘していても楽しくないので、今日読んだ中で面白かったものをご紹介します。まずは下の名言。H君、本当にその通りです。雰囲気で勉強した気になるのではなく、キチンと正確に正しい知識・技能を身に付けてくださいね。

つぎは今日読んだ中で一番よく分析できていたもの。少し見にくくて申し訳ありませんが、授業や自宅での学習に非常に満足、理解度も高いと自己評価しているのですが、今回の考査で良かったことや悪かったこと、次の考査への取り組みが非常に具体的で、その因果関係のとても明確に表現されています。これだけ自己分析ができているのは、やはりそれだけしっかりと学習に取り組んだからなのでしょうね。1年生でここまできちんと学習に向き合えていることに感心しました。Xさん、これからも頑張ってくださいね。

今日の昼休みに茶道部の生徒が先週のお稽古の分の和菓子を持ってきてくれました。銘は「もみじ」ということでしたが、これを見て「そう言えば先週の金曜日、茶道部に行ってないな。放課後、何してたっけ?」と考えてみたのですが一向に思い出せません。いよいよボケてきたようです。(笑)