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今日は1年理数化学と言語文化、3年英語2次記述の授業見学と英検講習です!

今日の1限目は1年生の理数化学の授業を見学に行きました。内容は溶液を調製する実験で、前半が指定された質量濃度の食塩水を、後半が指定されたmol濃度の硫酸銅水溶液の調製に取り組んでいました。

この実験ですが、生徒たちは4人のグループに分かれて、それぞれを調製するにはどんなものが必要なのか、どういう手順で行うのかなど、小学生や中学生にでもわかるようにまず箇条書きで説明を考える、次にその手順通りに実験するという風になっていました。

面白かったのが食塩水。「30%の質量濃度」と指定されているのですが、そもそもそんな量の食塩は水に溶けないそうなので、調製不可能なのだそうです。でも生徒は誰もそれに気づかないし、疑いもしない。実はこの実験は「科学は計算できるだけではだめ!実現できるかどうか確かめる必要がある!」態度を身に付ける、「疑う力」を身に付けるために行われたのだとか。

硫酸銅の実験もとても興味深かったです。実はこの実験と同じ内容の問題が先の中間考査で出たそうですが、試験で問題は解けるのに実験で実践できない生徒が大勢いることが今日の実験でわかりました。先生が「『理解できる』ことと『実践できる』ことは違う!」とおっしゃっておられましたが、それをまざまざと見せてもらえた瞬間でした。生野高校ではクリティカル・シンキングや課題解決力を生徒に付けられるよう取り組んでいますが、その目的にぴったりのとても素晴らしい授業でした。

2限目は3年生の講座別授業、今日は英語の「2次記述」を見学に行きました。取り組んでいたのは早稲田大学の入試問題で、動植物の絶滅の危機について述べられた生態系に関する長文問題でした。担当の先生はこれまで講習にもずっと熱心に取り組んでくださっておられますので、今日も至誠ホールがほぼ満杯になるほどの生徒が来ていました。私も一番後ろで問題解いてみましたが、英単語の意味を忘れてしまっているのでさっぱりでした。3年生の皆さん、あとひと月もすればいよいよ共通テストです。いろいろと大変だとは思いますが、体調に気を付けて頑張ってくださいね。

お昼休みに茶道部の生徒が校長室にお菓子を持ってきてくれました。いつもは金曜日が稽古日ですが、今週は考査明けの一昨日にお稽古したそうです。今回のお菓子の銘は「柚子の香」だそうです。そういえば我が家の柚子ならぬレモン、今年は5つほど実がなりましたが小さいし、なぜか丸い。知らない人が見たら絶対に柚子だと思います。(笑)

4限目は1年生の言語文化の授業を見学に行きました。考査も終わり今日から芥川龍之介の「羅生門」に入るということで、初めに4人のグループで全文読み合せを行い、続いて先生から示された5つの観点で自分たちの意見を構築して2グループでプレゼンテーションを行っていました。

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面白かったのが下のグループ。小説の場面を選んで自分たちで演じてみる練習を行っていました。下人が羅生門の上に上がって老婆を見つけるシーンですが、左の3人はナレーションを、真ん中の男子が下人を、右に座り込んでいる男子が死体から髪の毛を抜く老婆を、寝転がっている3人が死体役を演じていました。みんな結構上手に演じていました。(笑)

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今日から2年生の英検2級合格に向けた講習が始まりました。初日の今日は午後4時から2年生の教室で、ECCからお越しいただいた講師の方にファシリテイトしていただいて自己紹介した後、英検2級の試験内容の紹介などが行われました。私は4時半から別の来客がありましたので初めの部分しか見学できませんでしたが、さすがに初日とあってみんなまだまだ表情が硬かったです。まあこれから回を重ねるごとに打ち解けていくのでしょうが。(笑)