大学生の就職事情について

 現在、進路指導部会では、今春の進路結果の総括と次年度の目標について、話し合っています。その中で「地方国公立と関関同立ではどちらに進学するのが就職に有利なのか、と生徒によく聞かれるけど、本当はどうなんだろう?」という話が出てきました。

 もちろんそれに対しては、進路部員一人一人が自分の経験から「こうかな?」という答えを伝えています。しかし果たして本当にそうなのか?実は迷いながら話していた部分があります。そのあたりを教員もしっかり勉強する必要があるということで、大学生の就職事情に詳しい方に話を聞きたいということになりました。

 その方面は、めっきり疎いのが、学校の教員です。そこで、本校の校長に相談したところ、生野高校時代の先輩で詳しい方がいらっしゃるということで、「大学生の就職事情を学ぶ会」の実現に至りました。快くお引き受け頂きましたのは、大手企業で人事畑に長年おられ、現在は社会保険労務士法人の代表をされている松永和彦様です。

 教員の関心は高く、25名の教員が集まりました。松永さんは、資料なしパワポなしのトークオンリーで私たちを引き付けるお話しぶりでした。お話の内容も、私たちの今までの疑問を解消するもので、これで自信を持って生徒に対応できると思いました。 お聞きしたことは、これから生徒や保護者の皆様に還元していきたいと思います。

 私たち教員の世界は狭く、異業種の方とお話しする機会は少ないです。そういう意味でも、松永さんのお話は大いに刺激を受けました。いろんな方との交流の中には必ず学びがあると思った一日でした。