6月12日に大国保育園の1歳児たちが届けてくれた百日草の苗がすくすく育ち綺麗に咲いています。保育園で種から育てられたとのこと、たくさん咲いて良かったです。
百日草は、その名の通り花の期間が長いことから付けられたのでしょう。長久草や浦島草という別名もあります。花の形を見ると、たくさんの小さな花が集まって一つの花に見せているように咲く特徴があるキク科だと分かります。
よく観ると、中央に小さな5枚の花びらのようなものを付けた花がいくつも咲いているのが分かります。
黄色やピンクやオレンジなど色とりどりの花弁1枚と咲きが2つに避けためしべからなるのが舌状花です。舌状花にはおしべはありません。
一方、真ん中に集まった小さな花は筒状花と呼ばれています。
筒の中にめしべがあり、めしべを囲むようにおしべがあってその先が5つに裂けて花のように開いています。写真を見ると、花粉らしき粒がたくさんあるのが分かります。
夏の花の代表とも言えるヒマワリも同じように舌状花と筒状花が集まって一つの大きな一輪の花をつくっています。キク科の花はなぜこのような形をしているのでしょう。きっと祖先を残すための工夫が研ぎ澄まされた一つの形だと思います。
百日草の花と同じように、私たちの身体も生きるために必要な様々な機能が研ぎ澄まされています。生き物ってすごいなぁと思います。自分のいのちとからだを大切にしたいと思います。