半夏生のころを迎えました。おおよそ夏至から数えて11日目にあたり、かつてはこの頃までに田植えをすべて終えるとされていました。半夏生(はんげしょう)は「半夏(はんげ)」という薬草が生育する頃という意味で、そういえば、今も漢方薬として「半夏」がよく使われていますね。胃もたれやおなかの行使が悪い時は「半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)」、喉が詰まる感じがするときや咳が出る時は「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」が効くようで、私も飲んだことがあります。 いろいろな植物の葉っぱ等に、このような効能があることを、いつ頃誰が見つけたのでしょう。人間の生きる知恵と生き繋がれてきた歴史は凄いものです。