総合学科27期生・共生推進教室3期生「未来探究誌」

 紹介するのが遅くなりました。毎年3年次で生徒達が取り組んだ「未来探究」は、最後に「未来探究誌」にまとめられ、発行されています。今年度も立派な「未来探究誌」が発行され、3年生に配られました。表紙は3組米村さん、裏表紙は1組小林さんがデザインしてくれました。

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 表紙を開けると、はじめに1年次「産業社会と人間」、2年次「未来探究Ⅰ」、3年次「未来探究Ⅱ」で取り組んだ3年間のスケジュールの一覧が掲載されています。それぞれ掲げたテーマと目標は次のとおりです。

☆1年次「産業社会と人間」

〈テーマ〉「探究に必要な基礎力をつけよう」

〈目標〉探究のプロセスに必要な知識や技能を習得しながら探究サイクルを経験し、探究とはどのようなものかを知る。」

☆2年次「未来探究Ⅰ」

〈テーマ〉「浪速区の課題についてSDGsの視点から解決できるアイデアを考えよう」

〈目標〉「地域の課題」を発見し、最適な課題解決策を見出すことがSDGsの達成にも大きく貢献できることを理解する。

☆3年次「未来探究Ⅱ」

〈テーマ〉「社会の課題について探究する」

〈目標〉興味・関心とSDGs、希望進路を重ね合わせて、生徒自身が自由にテーマを設定して探究し、自分の進路実現につなげる。

 続いて、全生徒の「探究論文タイトル一覧」が掲載されています。タイトルは実にバラエティに富んでいて、生徒の興味・関心が多様であること、その個性が輝いていることが分かります。

 続いて10月に行われた全体発表会での入賞者、発表者12名の論文のほか、8名の優秀論文が掲載されています。どのタイトルも興味が湧き、論文を読むと、さすが今高生だなぁと感心します。

〈掲載された優秀論文のタイトル〉

「手書き学習とデジタル学習の効果」「質の良い睡眠と音楽の関係」「勉強に運動量は関係するのか?」「今後の少子化との向き合い方」「日本人プロバスケットボールの現状と今後の展望」「最強の勉強法を考える」「普通とは」「虐待・ネグレクトから未成年を守るために」

 生徒達が、3年間の学びを通して、「多様であること」の価値を認識し、違いを認め、大切にしながら、自分のしたいことを見つけて、社会に出てからも、「探検心」と「研究心」を持ち続けて、自分だけの「道」を力強く生き生きと進んでほしいと願っています。

 今回の「未来探究誌」の作製に中心となって携われた三原先生有難うございました。このように生徒達の尊い「学び」の軌跡をカタチにすることはいいですね。今高の財産がまたひとつ増えました。