高等部Fグループの金曜日1, 2限の自立活動では、卒業後の社会参加を見据え、静(無になる・深呼吸・身体緩め等)と動(ラジオ体操・筋力トレーニング等)に視点を置き、主体的な身体のコントロールが行えるよう取組んでいます。活動内容として、
- 力を抜くことを覚え、情緒の安定を図る。
- 身体の状態を感じ取り、他者に伝えられるようになる。
- 筋力の維持・増進等。
1学期は支援者とのやり取りを通して、身体の力が自発的に抜けるようになることでリラクセーションを図るための一つとして、FB(ファシリテーションボール)を活用した身体の動きに取り組んでいます。
初めは緊張して、うまく力を抜くことができず、ともすると反対に緊張が強くなっていた身体もボールに身体を委ねることを繰り返すことで、リラックスできるようになってきました。自分自身の身体(ボディイメージ)に気づきを促すことにより、身体のコントロールが向上し、いち早くリラックスすることができるようになります。
このように、肢体不自由支援学校では、自立活動等の取組みにおいて"身体への教育的アプローチ"を行うことも大切な学びのひとつとなっています。