5月24日(火)大阪整肢学院の作業療法士主任を講師としてお招きし、「作業療法士(OT)の観点から考える、児童生徒理解と支援について」と題し、校内研修を実施しました。
本研修では作業療法士についてや作業療法の訓練内容、また、子どもたちのリハビリテーションの実際の取組みについて教えていただきました。
大阪整肢学院作業療法士の訓練では「子どもたちの楽しい・やりたいを一緒に探していく」「子どもたちのやりたい気持ちに寄り添いながら生活の中でできることを増やしていく」という二つをねらいとして、子どもたちが多くの経験ができるよう支援することを目的としていることを知りました。
また、作業療法士は「その子にとって目的や価値のある作業すべてに対してアプローチを行い、できる・できないではなく広い視野をもち、一人ひとりの動作や活動を分析することで評価を行っているということを教えていただきました。
子どもたちのリハビリテーションについては、上肢へのアプローチ、日常生活動作へのアプローチ、認知・情緒・感情のコントロールについてのアプローチ、様々な視点をもったアプローチに関する事例を紹介していただきました。
手の機能へのアプローチでは、得意な方の手を使うことが多い子どもに対し、手のマッサージや新しい活動の中で、使い慣れていない方の手の使い方を積極的に指導・支援することで、必然的に両手を使い作業することを促すことができることも学びました。
これからも大阪整肢学院と密接に連携・協力し、児童生徒の"身体への教育的アプローチ"について専門性の向上ができる姿勢を追及していきます。