• トップ
  • 2018年
  • 8月
  • 25 「劇団往来」座長俳優の要冷蔵さんに演劇部員を激励していただきました

25 「劇団往来」座長俳優の要冷蔵さんに演劇部員を激励していただきました

私は教育センターに勤めている時に、演劇的な手法を取り入れた教育活動のあり方に関する研修を企画担当していました。自分では演劇活動を本格的にしたことはないものの、お芝居を見るのは若い頃から大好きでしたし、文学に情熱を燃やしていた青春時代には脚本めいたものを書いたりしていたこともあります(あくまでも「めいたもの」ですが)。演劇の表現は頭だけで考えられたものではなく、必ず演技をする人の身体を潜り抜けたものです。ですから、言葉にしても、俳優の発するセリフは具体的に真に迫ったものとして我々の心を強くゆさぶることができるのです。そういう演劇表現と教育活動の関係を考えるのは、現在も私の考察テーマの一つです。

大阪にある劇団往来(私が言うのは口はばったいですが、本当の実力のあるすばらしい劇団さんだと思います)の座長である要冷蔵さんとは、縁あって以前から交流させていただいています。要冷蔵と書いて「ようれいぞう」ではなく「かなめれいぞう」とお読みします。映画「ブラックレイン」やNHK大阪放送局の連続ドラマ「カーネーション」「べっぴんさん」「あさが来た」「わろてんか」などにも出演されていた俳優さんです。興味ある方はネットで検索してみてください。最近はCMにも出られたりしていたので、画像を見れば、「あっ、この人かいな」、と思っていただけると思います。お会いすると、最近取り組んでおられる舞台のことや演劇と教育の関係について、一緒に話をします。今回も今度の新しい指導要領の方向性と演劇的要素についてなど、意見を交換させていただきました。

忙しい中を久しぶりに訪ねてきてくださったのですが、良い機会なので文化祭前で練習に励んでいる本校の演劇部の生徒と会っていただきました。生徒からは今度の文化祭の劇の名前や内容などについてお伝えし、要さんからは昨年度本校も出場した地区大会の感想や近々出演されるテレビドラマ(秋からのNHK連ドラ、近く放送のNHKの夜のドラマ)のことなどを話していただき、文化祭に向けてがんばってください、との励ましの言葉をかけていただきました。プロの俳優さんから励ましていただけたことで、演劇部の文化祭に向けての練習とこれからの活動に一層のはずみがついてくれれば、と願っています。要さん、どうもありがとうございました。