41 避難訓練(地震発生時)を行いました。

本日、6時間目の授業終了後に大きな地震(震度5強を想定)が起こった場合に備えての避難訓練を行いました。避難に関しても、火災と地震では異なるところがあります。地震の場合は特に避難経路に危険がないかどうかを確認してからでないと避難を始めることができないことが考えられます(ただし、これも必ずというわけではなく、居る場所自体が危ない場合などには臨機応変な対応が求められます)。たとえば、崩落している階段があってそこに人が殺到してしまうと、後からくる人波に押されて、前の人が危険な目に遭うことなどが想定されます。今回はその点をふまえた訓練を行いました。今回の本校の訓練では西側の非常階段が危険な状態になっているという想定にしました。まず各階で経路の安全性を確認した教員が対策本部に連絡し、それを受けて本部から指示を出し、移動を開始するというかたちをとっています。

生徒にも伝えましたが、地震はいつ起こるかわかりません。学校生活では授業時間帯が一番長いので、その時に起こる想定で訓練をしています。休憩時間中や放課後、学校外であれば家庭内、登下校時のいろいろなシチュエーションで大きな地震に遭った場合に、どう行動すればよいかを各自がしっかりと考えておく必要があります。津波が来る可能性がある地域にいるような場合にはどうすればよいのか、などです。まず身の安全を確保すること、必要ならばより安全な場所への移動の手段等を考え、最低限の衣食住についての算段をしていくことになります。

ご家庭でも家族同士の安否の確認をどうするかなど、決めておくことが大切になります。よく言われることですが、やはり普段からの備えをしっかりとしておくことが非常に大事になります。

避難訓練の後には、警察の方が来られて、大麻やオレオレ詐欺に関するお話をされました。以上のようなことを通して、生徒たちも防災防犯に関して危機管理意識を持つことの大切さを学んでくれたことと思います。