59 感染症対策を確認する

連日、新型コロナウイルス感染症についての報道がされていて、そちらに注目が集まりがちですが、インフルエンザの発生状況の推移を見てみると、年末年始にいったん落ち着いていたのが、ここに来て罹患者数が増えてきているようです。感染症に関しては、いろいろな情報が飛びかっていますが、共通するのは予防には「一般的な感染症対策を徹底すること」が効果的だということです。本校でも保健部などから様々なかたちで注意を喚起していますが、堺上高校の生徒たちにも、その励行をしっかりとしてほしいと思います。大阪府の健康医療部のホームページに掲載されている予防法の内容で確認しておきます。

①手洗い・・ハンドソープを使って、こまめに手を洗う習慣をつける。消毒用アルコールも有効である。

②せきエチケット・・せき、くしゃみをする時は、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖(そで)を使って、口や鼻をおさえる。

③それ以外・・日ごろから身体の抵抗力を高めるようにする。高齢者や基礎疾患のある人などは、人混みへの外出を控える。

マスク着用については、ウイルスの粒子の大きさやどうしても隙間ができてしまうなどの点で、その効果を疑問視する情報があるようです。健康医療部のホームページにはくわしく載っていないようですが、直接の飛沫感染やウイルスがついた手で自分の鼻口をさわってしまうことなどを防ぐためには、やはりマスクの着用も有効だと多くの医療関係のサイトなどで紹介されているようです。「完全に防ぐことができないのだから、しても無駄なので着用しない」のではなくて、「自他の感染の可能性が少しでも低くなるのであれば、有効だとみなして着用する」というふうに私自身は考えています。ただし、国内でもマスクは品薄状態になっているようなので、必要な人には手に入るような状態に戻ることを願っています。