60 底冷えの朝から

今朝はこの冬で一番寒い感じがしました。市街地はそれほど風が吹いていない状態だったので、体感的にはしんしんと冷えている感覚でした。これでやっとゲレンデが全面的にオープンできるという声が近畿圏から近いスキー所から届き始めているようです。昨日、今日とこんなに寒いのにニュースではスギ花粉の飛散が始まったという情報を流していました。例年より、総量は少なくなりそうだが、飛散時期は早まるというのが、花粉情報掲載サイトに共通する見解のようです。私も発症してから10年以上になりますが、ここからヒノキ花粉の飛散が終息する5月の連休あたりまで、マスクが必需品になります。アレルギーの関係で、最近は高校生でも花粉症を発症しているケースが増えてきていますから、堺上高校の生徒にも気をつけてほしいと思います。

それなのに、国内は極端なマスク不足です。いくら薬を飲み、点鼻をしたりしても、体内に入る花粉の量を抑えないと非常につらい症状が出ます。以前にもこのブログで述べましたが、安定した供給をしてほしいと思います。今や、花粉症は国民的な病の一つです。この症状のせいで、体調不良になったり、仕事や勉強の能率が落ちたりする人が多くいるわけですから、いつかテレビ番組でも試算をしていたのですが「経済損失」も大きいのではないでしょうか。

今朝は寒さに加えて、阪和線が和泉砂川の架線トラブルでダイヤに乱れを生じていました。鳳駅で上りのホームがいっぱいになっていたので、大丈夫かなと見ていました。インフルエンザにせよ、その他の感染症にせよ、人混みはリスキーな場所になるのは言うまでもありません。だから、満員電車に乗る人はマスクをしていることが多いのでしょう。今日のように、いつもは満員ではないので、マスクの準備をしていない人が混んだ電車に乗らねばならない状況になった時、不安になったのではないでしょうか。

やはり、マスクを常備して、と言いたのですが、そのマスクが上に述べたような状態ですから。伝え聞きなのですが、私の家族の友人が買おうと店に行ったら、一人で100箱買っていた人がいたそうです。まだ、今ほど品不足が話題になっていない時だったのでしょうが、それにしても、後に並んでいる人たちのことを考えたら、店にはもう少し案配してほしいところです。店のせいではなく、買う人間のモラルの問題だ、では済まない状況になってきています。

そうか、売り切れてしまったか、仕方がないとはなかなか思えない人は多いでしょう。個人の心得としてはまず自分自身がモラルを保つことを心がけるべきですが、状況としては関わる者が全体としてそれぞれにモラルを保つための判断をすることが大切です。そうでないと、損得の差が大きくなって、結果としてモラルの維持が難しくなるからです。法律やルールにないから何をしてもいい、という発想は道徳やモラルの存在を認めていない点で、間違っていると思います。