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62 1、2年生学年末考査が近づいてきました ~「うるう年」の話も~

上高生に暦(こよみ)の話を少ししておきましょう。今年は4年に一度の「うるう年」にあたります。「うるう」は漢字では「閏」と書きます。門の中に王がとどまるということで、為政者が閉じこもって何もしない状態を表している漢字だとされていて、そこから通常や定数などにおさまらない物事をさす意味が派生した、と説明されたりします。音読みで「じゅんねん」とも言われるうるう年は、どのようにして決められるのでしょうか。世の中には様々な暦法があって、(特に日本は歴史的な経緯のなかで違う暦法を生活の中にとり入れてきましたから、)ややこしいのですが、現在ではおおざっぱには西暦(グレゴリウス暦)で「4」で割り切れる年がうるう年になる、ということになります。2020はたしかに4で割り切れますね。ということで、今月は29日まであります。

江戸時代の本居宣長という学者は、暦(こよみ)は「きよみ(季よみ)」だと言っていたと思います。生活していくうえで、この時期にはこういうことがあった、だからこれからこういうことがあるだろう、というふうに考えていくことが大切なのは言うまでもありません。数字がまだ普及していない大昔でも、人々は自然の変化などから「季」の移り変わりを読みとり、生活の展開を考えたり、思い出を味わったりしていたことでしょう。

さて、来週からは1、2年生の学年末考査が始まります。17日から25日までです(24日は振替休日)。まだ、対策の勉強を始めていない上高生がいれば、ぜひとも開始しましょう。勉強には計画とそれに基づいた段取りが必要です。先の展開を読んで準備するという点では、上に述べた「きよみ」の話とも共通しますね。以前にも言ったと思いますが、定期考査の対策勉強などは将来仕事に就いた時に、業務を効率的にこなしていくための能力を育成しているという面があります。効率的に定期考査の勉強の仕方は、過去のブログでも述べていますから、参考にしてほしいと思います。「よしやろう」というきっかけは他人からでも与えられますが、気合そのものは自分でしか入れることはできません。1、2年生のみんな、体調の管理にも留意して、がんばってください。