今日から三学年そろって授業がスタート

「おはよう。」「おはようございます。」「休みはどうだった。」「充実してましたよ。」

久しぶりに登校してきた生徒達を出迎えると次々と元気な声が返ってきました。本校では本日から三学年そろっての授業が開始しました。

短い夏休みでしたが、なんといっても無事に登校してくれたこと、そして子ども達がしっかりと挨拶を返してくれたことに、あらためて嬉しい気持ちになりました。

始業にあたって、私は全校生徒に「挨拶のもつ不思議な力」について話しました。もともとは禅問答から来た言葉とされていますが、「挨」は「自分の心を積極的に開いて近づく」、「拶」は「心を開いた状態で、人の心に迫る」という意味としてとらえることができます。人間関係の第一歩は挨拶からと言われており、私たちはごく普通のこととして日々、挨拶を行っていますが、挨拶には不思議な力があります。

明るく、温かい挨拶は、周りの人に安心感や信頼感を与えます。ほっと心が和みます。また、挨拶をすることで、思いがけないつながりから、人間関係が発展することも少なくありません。そして自ら進んで挨拶をすることで相手の心が開き、好意を引き出すことにつながることもあります。

人はさまざまな人と出会って多くのことを学び成長していきます。まさに、「人生は人との出会い」であると言っても過言ではありません。

挨拶はコミュニケーションの第一歩。挨拶の持つ力を生かし、学校に来られる外部の方、お世話になっている地域住民の方々も含め、学校内外を問わず、みんなが気持ち良く生活を送ることができるようにしたいものです。