教育相談 職員研修

6月30日(水)、和歌山大学教育学部教授の米澤好史(よねざわよしふみ)先生に「愛着」をテーマご講義いただき、職員研修を実施しました。

米澤先生は、臨床発達心理学、実践教育心理学をご専門とされており、多くの学校現場に直接出向かわれて、助言や支援をされておられます。

「愛着」とは「こころの絆」であり、「意欲をはぐくむ大事な基盤」であるということ。私たち大人も含め、子どもたちの困り感は、実は「愛着」にかかわる問題が含まれているケースが多々あるということ。

人間関係の基盤である愛着の視点から子どもたちの発達や課題を捉えなおしてみるといったところの米澤先生のお話がとてもわかりやすくて、とても興味深いご講義でした。一方、愛着形成は「いつでも取り戻せる」、「形成・修復可能」といわれた先生のお言葉に力を頂戴しました。

今回の研修は、まん延防止等重点措置期間中とあって、Web開催となりました。うまくつながるかどうか心配でしたが、ほとんどすべての教職員が米澤先生の研修に参加することができ、学び深い研修となりました。

今後、是非、「基地機能」と「愛情の器」との関連性や、「愛着修復」についての支援の実際についてご教示いただきたいと思った次第です。

米澤先生、お忙しい中ご講義いただき、ありがとうございました。改めてお礼申し上げます。そして、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。