昨夏、大阪府教育委員会が府立高校に提示した「校長マネジメント推進事業中期計画推進費」のコンペに参加し１０校の中に選ばれました。その獲得予算のテーマは、「さやまグローカル」ですが、そのメイン事業であるグローカルルームがようやく完成しました。２月１日（金）の昼休みに、オープニング・セレモニーを行いました。何故この日にしたかというと、イングリッシュ・ランチでお世話になった今年度後半狭山高校に来てくれたネイティブの英語教師であるＫａｉ先生の契約期間が５日までだからです。Ｋａｉ先生のフェアウェル・パーティーも兼ねて行いました。といっても２５分程度しかありませんでしたが、生徒たちはセレモニーの後カードゲームの「ＵＮＯ」も楽しみました。
私は、このグローカルルームを「世界を覗ける窓、世界につながる場所」、「未来を語る空間」というコンセプトで充実させていきたいと考えています。イングリッシュ・ランチをはじめ、姉妹校とのネットを通じた交流、近隣の留学生との交流、英語でゲームをしたり・・・。英語の速読教材を入れましたが、英語の授業に限らず展開授業や選択授業で使えばいいと考えます。ただし、そこでは例えば数学だったら、Add,Device・・・Integral,Differential・・・といった言葉を使って授業をすれば興味もわくというものです。世界で活躍した日本人のことを学ぶのであれば、世界地図を見ながらインターネットの英語版で学習すればいいと思います。アイデア次第でいくらでも活用できます。生徒たちには刺激となる異次元空間になることを祈っています。時には、放課後校長がおり、生徒と片言英会話を楽しむ、というような空間になればなとイメージが膨らんできます。もちろん、狭山高校の将来を考える「さやまプロジェクト」の活動場所でもあります。知恵と時間と労力を惜しまず提供してくれる教師たちが集まる場所でもあるのです。
