読書のすすめその5ー6月図書だよりー

近畿も梅雨入りをしました。毎日うっとおしい曇り空が続きます。明日は7時間で明後日は授業日です。生徒の皆さん、時間割を確認しておきましょう。 

さて、本校は毎月図書だよりを発行しています。左側は教員、右側は図書委員が作成し、おすすめの本を紹介しています。各学年クラスごとに内容が違います。例えば3-1の図書委員さんの作成したものが1-1と2-1にも掲示されます。7枚の図書だよりが出来上がります。クラスごとに特徴があり、先生のおすすめ本の紹介もあります。雨で外出しにくい時もあります。ぜひ、本を読んでゆったり時間を過ごしてみてください。 

さて、私の「読書のすすめ」も第5回となりました。今回おすすめの本は現代語訳「学問のすすめ」です。学問をする我々にとって、胸にしみる言葉がたくさんあります。              

「雑然とした混乱の中にあって、東西の事物をよく比較して、信ずべきことを信じ、疑うべきことを疑い、取るべきところを取り、捨てるべきところを捨て、それをきちんと判断するというのは何とも難しいことである。」「多くの本を読み、多くの物事に接し、先入観を持たずに鋭く観察し、真実のありかを求めれば、信じること疑うことはたちまち入れ替わって、昨日信じていたことが疑わしくなることもあるだろうし、今日の疑問が明日氷解することもあるだろう。学問をする者はがんばらないといけない。」(2008年「現代語訳 学問のすすめ」福沢諭吉著、齊藤孝訳 p.203  筑摩書房)

内容を何回かに分けて紹介します。本校の図書館にありますので是非読んでみてください。