国連職員による講演会―ウクライナへの緊急対応ー

2022月2月から始まったウクライナ危機。国際情勢が激変する中で、国連はどのような活動をしているのでしょうか。6月15日(水)午後より北畠会館で、現在も不安定な政情が続くウクライナの国連事務所に勤務し、移民と東部ドンバス地方支援を行っている日本人国連職員の講演会を行いました。90名を超える生徒が参加しました。 

講師としてお招きした方は大阪府出身で国連のInternational Organisation for Migration(国際移住機関)の職員をしておられ、ウクライナの国連事務所に所属し、現在は情勢悪化により、日本でリモートワークをしておられます。 

国連は今どのような活動をしているのか、時差と国境を越え、どのようにウクライナの支援にかかわっているのか。国連職員になるためにどのような経験を積み上げてきたのかなど、対面で聞くことができ生徒たちは大変学びが多かったようです。講演会では2021年6月の地方出張の写真や、美しいキーウの四季、人々の日常を見ることができ平和の大切さと脆さを実感しました。 

国際機関で働くには「好奇心」「楽観主義」「適応能力」が必要だというのも生徒の心に響いたようです。講演終了後も個別に話を聞きたいという生徒の長蛇の列ができました。 

将来国境を越えて社会に貢献したいと思う生徒たちにとって、本当にタイムリーで貴重なお話を聞くことができました。おいそがしい中、本校に来てくださった国連職員の方に感謝いたします。