レトロな本館校舎

本校の校舎は島上高校の校舎を引き継いでいます。竣工は昭和32年。現存する府立学校の校舎では2番目に古いと言われています。耐震工事、必要な補修をしながら、65年の風雪を耐えてきました。

生徒たちが日々の清掃を丁寧にしてくれますので、校舎の内外は非常にきれいに保たれています。また、技師さんが校舎の維持管理に様々な工夫をしてくれているので、破損などが発生しても直ぐに修理ができています。例えば、戸の開閉がスムーズにいかなくなると戸車を交換しますが、戸車の中にはすでに生産されていないものがあります。こうした部品の交換に備え、技師さんは建材の交換などの際に古い部品を集めておいてくれているので、再利用品で代用ができているのです。

左はクラシック感あふれる学習指導室の出入り口。開閉はスムーズです。右はかつてよくみかけた「ダストシュート」の跡です。もちろん現在は閉鎖されています。

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左は「島上高校気象部の黒板」、右は暖かみのあるレトロな照明のある新館への通路。DSC_0053.JPG

左は本館の東側階段。右は西側階段。階段のつくりが違います。段数も違います。

東側階段踊り場の上にある2階の室と室をつなぐ渡り廊下。現在は使われていません。

新しい校舎にはない暖かみと歴史を感じることができるレトロな校舎。先輩たちが大切に使ってきた校舎をこれからもしっかり維持していきます。