「熱闘」を目の当たりにしました。猛暑に負けず、白球を追う本校の球児たちの姿が輝いて見えました。試合が終わって、対戦校の校歌斉唱を聞いていると、なぜか目頭が熱くなってきました。惜敗です。「『ほんとうによく頑張った』と心から褒めてあげたい」。観覧席で観戦されていた保護者や野球部関係の皆さんが同様にそう思われていたことでしょう。
何とかヒットを得ようと相手校の投手を凝視する鋭い視線。歯を食いしばって走る必死な姿。諦めず迷わずに白球を追いかける真摯な姿。互いを鼓舞し、奮い立たせ、気持ちを高め合う選手たちのすべてが美しくて尊い。
「次につなげたい」の一心で、今、求められていることに没頭する姿に、感動とともに温かさをも感じました。私の心は大きく揺さぶられました。
これからもいろいろな部活動の応援に出向きたいと思っています。
野球部に限らず、槻の木高校の生徒の皆さんには、本校を巣立って次のステージへと進むとき、自分を取り巻く新しい環境を創り出すときのために、自身の青春の一ページとして高校生活３年間の足跡をしっかりと刻んでいてほしい、多くの出来事や思い出を一綴りにしながら、自身の成長の記録としての「自分史」を語ることができるようになっていてほしいと、心から願っています。