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令和7年(2025)5月24日(土)「3年生保護者対象の進路説明会」

 今日、本校3年生の保護者の皆さまを対象として、高槻城公園芸術文化劇場南館・太陽ファルマテックホールを会場に、進路説明会を行いました。進路指導課より、本校の学習指導の現状と第20期生の進路状況について説明させていただきました。

 開会冒頭、私から次のようにご挨拶いたしました。

 本日はご多用のところ、3年生保護者対象進路説明会にご出席いただきましてありがとうございます。校長の浅田です。よろしくお願いいたします。

 3年生の生徒たちが、最高学年になって2カ月近くになりますが、学習や部活動で頑張ることはもちろん、槻の木高校の最上級生としての自覚ある行動を心がけてくれています。今週水曜日に開催された体育大会を見ても、同輩や後輩に心遣いを忘れず仲間のために頑張る、そんな雰囲気をつくる爽やかな行動がすべてを物語っています。槻の木高校に学ぶ生徒はこうあるべきだという凛とした姿勢で、後輩たちをリードしてほしい、自らが「学び」の校風をつくり、そのバトンをしっかり後輩たちに引き継いでほしいと思っています。

 本校の強みは、「学校教育自己診断」の肯定的回答・評価のうち、生徒・保護者・教職員が一致して高い項目にあると考えています。生徒と保護者の「将来の進路や生き方について考える機会がある」、教職員の「生徒一人ひとりが興味・関心、適性に応じて進路選択ができるようきめ細かい指導を行っている」といった「進路指導」関係の項目がそうです。

 生徒たちの入学時から進路決定までの進路実現に向けたストーリーを描きながら「自走する」という、自主的な学習時間の確保など、学習活動の充実への軌道をつくっていくことが大切だということでしょう。

 「高校生」という多感な時期、卒業後の進路という大きな選択を前に、どのようにサポートをすればいいのか悩んでおられる保護者の皆さんもおられるかと思います。

 高校生とその保護者を対象に行った調査によると、わが子への進路選択のアドバイスについて、約7割の保護者が「難しい」と回答しています。急速で予測がしづらい社会の変化のなか、学校教育や大学入試も保護者の時代から大きく変わってきており、どうアドバイスすればいいのかわからないといった声が多く聞かれています。一方で、約7割の高校生が、一番身近な大人である保護者に進路選択のアドバイスを求めています。アドバイスをすることが難しくても、親と子で一緒に悩み、対話をしながら考えることが大切だと考えています。

 3年生では、進路の「選択」から大きく踏み込んで、進路の「決定」の時期を迎えます。そのことを強く意識して、日々の学習に全力で取り組むことはもちろんですが、さらには、不得意なものへの挑戦、得意なものをさらに上達させることへの挑戦、未知なるものへの挑戦に、ひるむことなく力いっぱいに取り組んでくれることを期待しています。

 今日のこの進路説明会から、進路に関する新しい情報を持って帰っていただいて、ぜひ、ご家庭での対話のきっかけにしていただくことをお願いいたします。

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