本校生20名が、今朝、10:55発の便でシンガポールを経由してオーストラリアのシドニーに向けて日本を発ちました。関空まで見送りに出ましたが、20名みんな元気で期待を膨らませているのが表情に表れていました。
私たちには、日本から海外に出なければ見えない世界があります。出会えない人たちがいます。たとえ短期間であっても、海外生活で、日本にはない文化、慣習、価値観、考え方に接することができ、固定概念にとらわれない柔軟な思考力を得ることができるかも知れません。また、日常生活では意識しない日本の良さを再認識する好機となるかも知れません。そして、帰国後も、海外のニュースなどに触発されて海外の知人が生活する空間を思い浮かべ、海外の出来事を自分ごとと捉えている自分に気づくかも知れません。
海外研修のたびに思うことですが、遠く海外に向けて出発する生徒たちの表情には、期待感とともに一抹の不安感が見て取れます。しかしながら、ホームステイを含めてさまざまなアクティビティを現地の人々や他国の留学生と体験して帰国した表情には、やり切った感のあるたくましい笑顔が輝いて見えてとても印象的です。「異文化は人を成長させてくれるのだ」と実感する瞬間です。
みなさんには、ぜひ、この海外研修を、「グローバル化時代」「国際化社会」について考える機会とするとともに、自分の可能性と未知なる自己を発見する絶好の機会としてほしいと思います。そして、自国や自身を取り巻く環境の良さへの気づきをさらに深めてほしいと願っています。
体調に気を付けて、行ってらっしゃい。