たくさんの保護者様のお出迎えありがとうございます。
生徒たちみんな、長い空路で少々の疲れが見えましたが、何かを自分の力で乗り越えたというたくましさに包まれていました。自信が垣間見える表情がそう物語っています。「10日間は良かったですか」の私からの問いに、それぞれの眼差しが「良かった」と訴えかけ、強く肯定する迫力を感じました。今回もまた、「異文化は人を成長させてくれんだ」ということを確認できた瞬間です。この10日間、英語を使いこなせないことに落ち込んだり、現地の人たちとうまくコミュニケーションが取れずに戸惑ったりすることもあったでしょうが、皆さんはこの海外研修を通して、英語はもちろんのこと、家族の大切さや自己主張の大切さなど、学んだこと、感じたことはたくさんあったと思います。きっと、日本ではやってもらって「当たり前だ」と思っていたことが「当たり前ではないんだ」ということに気づかされた研修旅行ではありませんでしたか。
この海外研修は、自分の可能性と未知なる自己を発見する機会となりましたか。また、自国や自身を取り巻く環境の良さへの気づきを深める機会となりましたか。
皆さん、あしたからの日々の生活に大きな変化があると思います。オーストラリアの生活を体験する前の自分と、どこかが違うことを実感するかもしれませんね。
この10日間の出会いや出来事を深く長く心に刻んでください。ぜひ、校長室を訪ねて来て、思い出話を聞かせてください。
皆さん、お疲れさまでした。今日はしっかり休んでください。
引率のお二人の先生方、添乗していただいた旅行社の方、ありがとうございました。生徒たちの無事の帰国に心から感謝いたします。