避難訓練(地震想定)を行いました。

終了後の講話で私から次のような話をしました。

「10分で避難完了が目標だったので、達成できたのはよかったと思います。昨年4月に熊本大地震が起こりました。私は昨年夏休みに熊本にボランティアに行きました。現地の高等学校の校長先生と面会し、当時の様子を聞きました。『情報が錯そうしていて非常に混乱を極めた。都道府県・市町村の災害情報等をしっかり聞く必要がある。』というアドバイスを受けました。そういう意味でおしゃべりはいけません。先生の指示をしっかり聞いて行動することが大切です。日本は災害国です。台風・地震・火山爆発といった自然災害と付き合っていかなければなりません。災害を100%避けるのは不可能です、でも起きた時にいかに被害を少なくするかが大切なのです。南海トラフ大地震は30年以内に70%の確率で起こるとされています。マグニチュード9以上、高さ10M以上の津波等おそろしい予想になっています。万が一のためにしこのような訓練をしっかりしてください。

もう一つ、本校は自力で避難できない生徒がいます。1年生は昨日の学年集会で紹介があったと思いますが、車いすを使用している1年3組の吉川さんがいます。今日は先生が彼女を抱っこして階段をおろし、他の先生や生徒が車いすを降ろしてくれました。その際、階段にいろいろな人が殺到したら危険なので、生徒たちが数人その近くで階段をあけてくれるよう誘導してくれました。そういうことも含め、実際に災害が起こったときはさまざまなケースが想定されますので、学校では先生の指示に従う、パニックにならず冷静に行動する、こういったことを心がけて、万が一の時には福井の生徒が一人も命を落とすことなく避難できることを願っています。」

この後、担任外の教員で消火器の使い方を消防の方に教わりました。

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