あるテレビ番組の企画に、(テレビに出ているタレントさんがサプライズで学校や会社の式典に参加し、お祝いの言葉を述べる)というものがあった。
番組では、何人かのタレントさんが、社員や生徒さんに熱いメッセージを贈った。どれも素晴らしいものだったが、その中で、滝沢カレンさんの言葉が心に残った。
それはなぜか?実は、お祝いの言葉の内容については手紙調だったことしか覚えていない。覚えているのは、滝沢カレンさんが最後に放った一行の言葉。
式辞(お祝いの言葉)の最後に、「今日の日付」令和5年○月○日→「贈る人の名前」とあるのが常だが、滝沢さんは、どうやらそのフレーズを気に入ったようで、アレンジを加えこう伝えた。
「今日(きょう)滝沢カレン」。
日付のところを本日の日付ではなく「今日」と言ったのだ。まさに、自分の感性と言葉で届けられた、滝沢カレンさんならではのお祝いの言葉だった。
(思いを乗せて、自分の言葉で伝える)とても素敵で大切なことです。
校長 片山 造