4/8(火)の午前中、体育館において、令和7年度 1学期始業式を行いました。体育館には、新2年生・新3年生が新しいクラスで集合して整列していました。私がこの伯太高校に着任して初めて生徒との対面をした瞬間です。校長講話もしっかり聞いてくれたことと思います。
他にも担当の先生から成績や学校生活に関する話がありました。
【校長講話】
みなさんおはようございます。
さて、令和7年度が始まりました。新年度が始まるに当たり、皆さんに、三つのことをお話しします。
一つめは、皆さんは「夢」や「希望」を持っているでしょうか。小学生時代は結構、「野球選手になりたい」「ケーキ屋さんになりたい」「歌手になりたい」など将来の夢や希望が出てきます。
しかし、中学生、高校生となると、「夢はない」「何の仕事に就きたいかわからない・決めていない」「やりたいことがわからない」など、ネガティブな声を聴くことが多くなります。皆さんはいかがでしょうか。これは、自分の力や社会の様子が分かるようになってきて、現実を見る力が強まっているのではないかと思います。
ただ、皆さんはまだ高校生です。社会のことをまだ知らない、自分に眠っている力があることに気づいていないといった要因も考えられます。逆に言えば、社会のことをまだまだ知ることができる、自分の力を見つけるチャンスがある、つまり、いろんな可能性を秘めているということだと思います。
そこで、新しいことに挑戦してください。何事にも経験することが自分を成長させます。もちろん今までやっていることを継続することでもかまいません。小さな「好き」や「やってみたい」という気持ちたくさん探してください。この1年は自分を成長させるんだという気持ちを持って生活してみてください。
二つめは「感謝と思いやりの気持ちを持とう」です。人は一人では生きていけません。いろいろ考え方の違う人がいるかもしれませんが、私たちはみんなで支え合って生きています。特に大切なことは、相手のことを思いやることができるかということです。人を認めることで自分も認めてもらう。お互いに認め合い尊重できる、また感謝しあえる関係になってほしいと思います。他人を思いやり、支え合い、互いに切瑳琢磨してほしいと思います。「ありがとう」という言葉が響きあったり、肯定的な言葉が飛び交う環境は自分も含めてそこにいる人々に良い影響を与えます。みんなで居心地のいい学校を作っていってください。
三つめは「欠席・遅刻を減らしましょう」です。毎日決まった時間に登校し、決まった時間に勉強し、決まった時間に帰宅するというリズムを整えていきましょう。人それぞれに事情はあるとは思います。
しかし、高校を卒業した後のことも考えてみましょう。学校とは違い、社会は時間にとても厳しいです。時間を守れないと周囲に対して非常に大きな影響が出ることが多いです。
また生活リズムが整うことで体調も整いやすくなります。無理はしなくてもいいですが、これまで欠席や遅刻が多い人は少しでもいいので意識してみてください。
今の皆さんが今よりもずっと経験を積み、1年後成長していることを期待して挨拶とします。
令和7年4月8日 校長 佐保田 真一