（楽しみたければ、いつまでも公園にとどまればよい）。これはあるサッカー選手の言葉。
小学校の時、近所の公園で三角野球をしていた。いつも遊んでいる仲間の中に、とんでもなくボールを遠くに飛ばす友達がいた。彼の一振りは、漫画でよくあるレベルのそれだった。彼のすごさは、すぐに大人の目にとまり、強豪といわれているリトルリーグから誘いがかかり、私たちの公園野球から抜けていった。彼はその後も野球を続け、高校は他府県の甲子園常連校に推薦で入学した。その後、彼がどうなったのか知るよしもない。その後も、あの公園で笑顔に包まれながら野球をしていた時のように、今も楽しく野球に関わってくれているのを願うばかりである。そして、今、私は、生徒たちにこう言っています。（大リーグで活躍している大谷選手も、昔はみんなと同じ高校生だった）と。
