ちょうど２年前、私は、全国校長会の研修で脳科学者の茂木健一郎氏の講演を聴く機会を得ました。そして、茂木氏なら現在の状況をどのように捉えているだろうかと考え、早速、パソコンの検索機能を使い、『withコロナの時代「ピンチをチャンスに脳を成長させる方法」〜茂木健一郎氏（脳科学者）』（You Tube）を視聴してみました。すると、現在の状況を「変化を楽しむ、脳の成長の機会」と語っているのです。
私なりに少し説明を加えると、今回のような困難な状況の中で、まず自分がコントロールできることと自分でコントロールできないことの仕分け作業をする。そして、自分でコントロールできる事柄に対して、「To Do List」を作ることが大切なのです。皆さんは、今までは、外から与えられた「To Do List」だけをこなしていた人が大半だと思いますが、自分で「To Do List」を作れる人こそが、チャンスを掴むことができます。現在の状況は、自分の脳の中を整理し、問題意識を掘り下げるチャンスであるということです。
多くのヒガスミの先輩たちも目標から１年間、１カ月、１週間、１日と遡って「To Do List」を作成する習慣が身に付き、その結果、自分の第一志望の進路先の切符を手に入れることができています。
昨年度から開始した大学入試共通テストの度重なる変更に加え、新たな感染症との闘いという未曾有の困難な時代の中、皆さんは、「予定変更が続く中で、自分の時間をどう使うか」自分で考え、自己管理する力が求められます。ぜひ、この期間を「自学自習の習慣を身につけるチャンス！」と捕らえて、自ら課題に取り組むだけでなく、自分自身の弱点や強みをしっかりと見つめて、「日々の達成目標」を決めて実践してもらいたいと思います。
ＰＴＡの花壇、マリーゴールドが加わりました。
南館の裏の桜桃の実もだいぶ膨らんできました 。今年もカラスとの闘いが始まります。