今日は、放送による防災訓練となりましたが、これから３つの話をします。
①まず、避難経路について話をします。
「今回皆さんは、自分の教室などから"皆で"避難することとなっていました。しかし、実際は皆さんがどこにいるときに火災や地震が発生するかわかりません。
運動場にいるときに地震が来ることもあれば、トイレにいるときに火災に見舞われる可能性もあるでしょう。
そういったとき、まずは今日の避難経路を思い出してください。そして、自分がいるところから最も近い避難経路に向かい、速やかに避難してください。
避難経路は、最も安全に逃げられるルートです。いざというとき、この経路を思い出してください。また、通学途中に災害が起こることもあります。保護者との連絡方法や集合場所を確認しておいてください。」
②次に、「おはしルール」を説明します。
防災訓練では、「おはしルール」を守って避難できたかの確認が大事です。つまり、「押さない」「走らない」「喋らない」この３つです。「押さない」や「走らない」は、ほとんどの人がいつも守れていることと思います。ただ、「喋らない」はどうでしょうか。一人でもルールが守れないとみんなが迷惑をします。命に関わることだと思って絶対に守ってください。
「自分の命は自分で守る」という大前提を大切にしながらも、状況は刻々と変わっていきますから、先生の指示や放送をしっかりと聞くことが重要です。
③最後に危機管理全般についてお話しします。
先週５月７日から３日間、新型コロナ感染症による臨時休業となりました。その際に、臨時休業が延長された場合に備えて、オンライン授業を実施することとなっていました。しかし、残念なことにすぐにグーグルクラスにログインできないというお問合せが沢山ありました。
地震や火事、水害などの災害と同じように、新型コロナによる臨時休業についてもいつ起こるかは分かりません。いつ起こるか分からないことに対してきちんと日頃から準備しておくことは本当に大切です。実は、偉そうに話している私自身も久しぶりに別の端末からグーグルクラスにログインする際には、少し時間がかかりました。
勿論、非常災害に備えて、ヒガスミメールや緊急ブログを毎日確認することは当然のことですが、加えて、自分のＩＤやパスワードを学校用、個人用に分けてしっかり管理し、すぐに使える状態にしておいてください。自分のＩＤやパスワードを管理する力は社会に出たときに非常に大切な能力です。この機会に自分を管理する力をぜひ身に付けてください。