3年生人権行事

去る6月24日(水)午後から3年生の人権行事が、福祉文化会館文化ホールにて行われました。講師には大阪市立大学の朴一教授をお迎えし、講演に引き続き、3年人権委員が、事前学習で学び、考えたことを発表しました。これは今までに無いスタイルで、3年生ともなれば、人権行事も慣れたもので、自然に質問の手があがり、活発な質疑応答が展開されました。学年当初から動き始めた人権委員会では、今回のテーマを身近に引き寄せる努力を惜しまず、当日ぎりぎりまで準備を進めてきた成果がしっかり実った瞬間を、学年全体で共有することができました。


今回の68期人権学習のテーマは、「大阪で在日外国人について考える」というものでした。
今回のテーマは、私たちにとって身近でありながらその実情をよく知らないので非常に難しいテーマでしたが、今までに学習したことのないものだったので、とてもやりがいのあるものとなりました。
事前学習の段階では、身近にあったこんなに大きな問題について、「私は今までなんで何も知らずにいたのだろう」と恥ずかしくなると共に、学習を進めていくうちに自分の中の世界観が広がっていくように感じました。
講演当日は、講演者の朴先生のユーモアのある語り口調と共に事前学習で得た知識をふまえながら、真剣に在日外国人に関する問題について向き合うことができ、一人一人が自分だけの意見を持つことができたと思います。
在日外国人に対する差別は今すぐになくなるとは思いません。しかし、今回のような取り組みにより、私たちだけでも他者をその人の個性のみならずその人の出身地も含めて認めることができたならば、差別を減らしていく大きな一歩になったのではないかと思います。
68期3年 人権委員長 水原 遼大

<以下、写真>
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