夏休みまであと1日。赤本の貸し出しも長期休業対応で、本日から一回4冊まで借りれるようになりました。進路指導室に来る生徒も増えています。
昨日は3年生対象の国公立推薦説明会を行い、40名強の生徒が参加しました。
3年生は、昨年末の2年生の冬段階で、一度国公立推薦説明会を行っています。推薦を出すための準備は直前では間に合わないので、余裕がある2年生のうちから考えましょう、ということで、半年前に実施しました。なので、今回はどちらかと言えば「手続き編」で、必要書類や校内の〆切の話が中心でした。
まず、学年進路主担の先生の「推薦入試を第1志望にしてはいけない。あくまでも、一般入試まで受けることが前提。それと併せて推薦入試も出願するなら、それ相当の覚悟と準備が必要」の話に始まり、手続きについて丁寧な説明がありました。
最後に学年主任のT先生から「担任の先生が書く、君たちの推薦文の中身を一番わかっているのは、君たち自身だ。高校時代の活動報告(どんなコンテストに出場したか、そこで得た賞歴の正式名称など)を正確に担任の先生に伝えないと、推薦文は書けない」、そして私からは、過去にあった恐ろしい話をし、選考方法や出願日程を自分で把握することを念押ししました。
ここ数年、推薦の枠、特に理系の女子枠が増えています。本校から多く進学する国公立大学の理学部や工学部でも女子枠の推薦を導入する学校があります。大学の方に聞いた話では、推薦入試で入学した学生さんは、優秀で、大学の勉強や研究に対する意欲も高い。逆に言えば「早く合格できるから」「数学や理科の受験勉強をしなくてもいいから」というような理由の人は、受かっていないということです。推薦入試に出願する人は、この夏休み、科目の勉強に加えて、出願書類や志望理由書の準備も、しっかり取り組みましょう。