京都大学に行ってきました

 9月29・30日は秋休みで授業がありませんでした。その期間を利用して、1,2年生23人と教員6名で京都大学理学部の研究室にお邪魔しました。

京大のシンボル、時計台前に集合したのですが、事前の注意で「出町柳駅から時計台まで迷う人はいません。」と言っていた本人が実は迷ってしまいました。当日は秋晴れの爽やかな一日でしたが、汗だくになってしまいました。

研究室に伺う前に、本校の卒業生が京大の構内を案内してくれました。案内してくださったのは、76期生で現在京都大学法学部1回生の北村祐一さんです。

北村さんは事前に「京大散策マップ」を人数分用意してくださり、生徒が関心のありそうなコースを考えて案内してくれました。

歩きながら、生徒たちも北村さんにいろいろ質問をしていました。勉強のことが多かったですが、1,2年生向けに丁寧にお話してくれました。

北村さんに理学部棟まで送っていただいて、いよいよ研究室見学です。

今回、この見学会が実現したのは、理学研究科の林重彦先生が本校にお見えになったことがきっかけでした。理学部の入試の話に来られたのですが、その時ダメ元で「研究室を生徒に見せていただくことは出来ませんか...」と切り出したところ、快く受けてくださったのです。教員のほうが大喜びで、教科関係なく6名の教員が引率に手を挙げました。生徒も23名の希望が出て、研究室訪問としてはちょうどよい人数になりました。

最初の1時間は、林先生から理学部の概要、そして化学科で学ぶことのお話でした。京大理学部からは幾多のノーベル賞受賞者が出ています。「今週から約2週間がノーベル賞ウィークですね」とさらっとおしゃいましたが、やはり京大の研究者の方にとって、ノーベル賞は身近なんだなあと思いました。

いよいよ研究室見学です。林先生はご自分の研究室以外にも、高校生が興味を持ちそうな研究をみせてくださいました。人数も多いと見えづらいので、他の先生にもお願いをして2班に分かれての見学でした。

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生徒たちは見たこともない実験装置に興味深々でした。目がキラキラしていました。廊下の掲示物一つにも食いつくように見る姿が非常に印象的でした。

今日は貴重な経験をした一日でした。本物に触れることに勝る経験はありません。受け入れてくださった林先生と、協力くださった北村さんに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。