2.3年生模試+2年生進路集会+駿台生激励会

 この1週間は進路行事が目白押しでした。

 まず、先週23日・24日、3年生は河合塾全統共通テストを学校で全員で受験しました。

 本校では、共通テストとできるだけ同じ環境で受験できるよう、共通テスト本番と順番や休み時間は全く同じ(時間だけ1時間ずつ前倒し)で実施しています。また、リスニングも本番と同じICプレーヤーを使用しています。教員はICプレーヤーを初めて見る人も多く、生徒が使い方がわからず、混乱しないか心配していましたが、生徒たちは他の模試でも使っているので、とても慣れていました。

 また、2年生は23日に進路集会、24日は河合塾高2模試を受験しました。

 2年生が集会のため体育館に移動する同じタイミングで、3年生は模試を受けていました。移動中うるさくなることを心配していましたが、誰一人しゃべることなく、静かに移動してくれ、3年生の模試に全く支障はありませんでした。 集会の内容は、私からは「受験のスタートに立つために」、そして学年進路の先生からは、先週説明があった科目選択のフォローと、これからの進路行事の流れについてのお話でした。今苦しい思いをしながら頑張っている3年生のことを思い浮かべながら、2年生に話をさせてもらいました。

 週が明けて、27日には先週の河合塾と同じメンバーで、駿台予備学校大阪南校に伺いました。

 駿台のキャッチフレーズは「第1志望は、ゆずれない」です。激励会に先立ち、校舎長の先生とお話し、3年の後半になって科目を絞ったり、志望を下げることがいい結果に結びつかない、というデータを見せてもらいました。なぜ、こういう話になったのかと言いますと、この日は本校の3年生の模試明けの日で、朝から「志望校を変えたい」という相談が非常に多かったからです。「いくらやっても結果が出ない」つらい気持ちもわかるし、それなら志望校を変えるのもアリかな...というのが頭にあり、自分から質問を投げかけたのですが、裏付けられたデータを見せていただいて、自分もブレていてどうするんだ!と思いました。

 年々浪人する人は減っていると言われています。本校も同じ傾向で、数年前に比べると、激励会に来てくれる浪人生も減りました。なので、以前は同窓会のようなワイワイした雰囲気でしたが、今年は自分の思いを語り、それをみんなで聞く会になりました。一人一人の話は本当に深く、この半年でいろんな気づきがあったようです。学ぶ意味、大学に行く意味、自分の弱さ、そして一番ぐっときたのは家族への感謝...「毎日お弁当を作って送り出してくれてありがとう」なんて、高校時代は思ったことなかったけど、今は予備校の高い授業料も払って浪人させてくれて本当にありがたい...としみじみ語ってくれた人もいました。

 ここ4年間、この取り組みは続けていますが、担任の先生方も「元気にしているか、顔を見たい」と一緒に行ってくれています。先日、駿台で1年浪人して京都大学に合格した卒業生がメールをくれましたが、彼が激励会で、「絶対京大合格します!」と力強く話してくれたことを思い出しました。今回の激励会でも「最後まで走り切ります!」と力強く話してくれた人もいました。どうぞ健康に気を付けて、悔いなく走り切ってほしいなと心から思いました。

 当たり前ですが、先週河合塾に伺ったときは「あと88日」でした。あっという間に共通テストを迎えそうです。