40歳になった教え子に会って...

 先週末が公募推薦入試のピークでした。大阪府もインフルエンザが警戒レベルになり、受験生も、そのご家族もインフルに罹らないよう、気を遣われたことと思います。

 またこの時期は、多くの大学で学祭が行われています。本校の先生が京都大学の学祭に行かれて、78期生の合格祈願の絵馬を書いてきてくださいました。京大のすぐ近くにある吉田神社のお守りも下さいました。

 私はこの3連休に、前々任校の教え子が開いてくれた同窓会に行ってきました。自分が35歳の時に担任を持った子たちは40歳になっていました。生徒たちからすると、大人の年齢は意外とわからないようで、「私が君らを教えてたのは、30代だったんだよ」と言うと「えー!」と驚かれました。

 高校を卒業して22年経っている教え子がどうなっているのか、ワクワクしながら行ったのですが、私の想像を超える大人になっていました。コロナ禍も乗り越えて自分のお店をしっかり切り盛りしている人、5人の子宝に恵まれ子育て奮闘中の人、高校時代から憧れていた職業に就いて頑張っている人...子育てや仕事で忙しい中、都合をつけて参加してくれたのだと思いますが、「先生にお礼が言いたかった」と言ってもらったのは、本当にうれしかったです。

 「先生によく怒られた」「数学の時間の先生の圧はすごかった」...とも言われました。それを聞いて、今の自分はどうなんだろうと考えてしまいました。おそらく今、教えている生徒は私のことをそんなふうに思っていないでしょう。無難にやり過ごして、生徒とぶつかることから逃げているかもしれません。あの頃のように、生徒に「気」を伝えれるような授業をしたいと思いました。元気を貰えた同窓会でした。

 今日から3年生は最後の定期考査で、それが終わると講座別授業に入ります。生徒に何かが伝わる授業が自分の目標です。