シリーズ授業㉙~3年「私達が立っている場所」

 連休明けの今日は雨模様、夕方には雷を伴う強い雨が降りました。明日は天気が回復して陽射しが戻り、気温も上がって日中は過ごしやすくなるでしょう。しかし、大陸では日長時間が日ごとに短く、凍てつく大地に冷やされた大気が幾重にも積み重なっているところです。ハバロフスク(北緯51.6°東経136°)の昨日の最高気温は―0.6℃、さらに北のヤクーツク(北緯62°統計129.7°)の昨日の最高気温は―34.4℃。一方、大阪の昨日の最高気温は19.1℃ですから、想像以上の大きな差ではないでしょうか。

 シベリアに根を張った寒冷で乾燥した大きな空気の塊をシベリア気団といい、来月にかけて成長してさらに大きく、その南東端から冷たい冬の季節風を日本列島に向かって吹き出します。まもなく本格的な冬が到来します。北国では冬支度が進んでいることでしょう。

 さて、今日は3時間めに松本先生の3年「英語探究Ⅱ」、5時間めに3年「私達が立っている場所」、6時間めに領木先生の2年「日本史探究」を見学しました。

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 5時間めの3年「私達が立っている場所」は小山先生が本校で26年間続けてこられた現代文の授業で、おもに評論の深い読解を通して、ことばを的確に理解し、適切に表現し伝え合う力を育成し、ことばの学習が現代社会に生きる私達の「生きる力」につながるような視点を常に保持することを大切に学習が進められています。

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 ちょうど1年前に開講25周年を記念して、「私達まつり」なるものを盛大に開催しました。その様子は本校HPに掲載していますので、ぜひご覧ください。

 今日は、村上陽一郎の「歴史としての科学」に取り組んで、班ごとに分担した段落の内容について、発表していました。筆者が言う「時代の知の全体的な現場に肉迫する」のことばを正確に理解し、自分自身の日常に持ち得る感覚として分かりやすく伝えることができれば、本時の目標は達成されたと言えそうです。

 生徒達は班ごとに丁寧でよく考えられたポスターを数枚ずつ作成して配付して発表し、その後、一人ひとり説明して回っていました。

 大学の文学部のゼミを見ているようでした。有難うございました。