26日から27日にかけて、国立オリンピック記念青少年総合センターにて、全国特別支援学校長研究大会が開催されました。
第一日(26日)は、以下のような概要でした。
●文部科学省初等中等教育局特別支援教育課長からの行政説明「特別支援教育の充実について」
課長からの説明項目を掲載しておきます。
1 特別支援教育の現状について
2 障害者権利条約について
昨年度も説明がありましたが、本条約についての概要、3年前の対日審査勧告、諸外国の状況等の話を丁寧にされていました。
3 特別支援教育関連事業について
現在の課題に対しての事業説明のなかでも、とりわけ医療的ケアに時間を割かれていました。
4 障害を理由とする差別の解消の推進に関する対応指針の策定について
文部科学省所管事業分野における障害を理由とする差別の解消の推進に関する対応指針の策定について:文部科学省
5 初等中等教育における教育課程の基準等の在り方について
令和6年12月25日、中央審議機会で諮問されたところであり、今回の説明のポイントのひとつでもありました。
初等中等教育における教育課程の基準等の在り方について(諮問)概要
初等中等教育における教育課程の基準等の在り方について(諮問のポイント:概要版)
6 教育と福祉の連携について
7 強度行動障害について
8 就労選択支援について
9 特別支援教育を担う教師の専門性向上に向けた取組
●特別講演「デジタル学習基盤を活かした今後の学校経営」
東京都学芸大学教育学部 教授 高橋 純 氏
↑ ICTの活用方法についての講演でしたが、このご指摘が一番印象に残りました。これまでの授業のやり方にICTを加えるのではなく、ICTが最初から授業の中にあり、授業の一番最初から設計し直すというものです。
●午後には、全国高等学校長協会特別支援学校部会総会などが行われました。