全国特別支援学校長研究大会 第二日（27日）、午前から15:00にかけては、障がい種別に分かれて行いました。
全国特別支援学校知的障害教育校長会総会後、研究協議会（午前）では、文部科学省初等中等教育局特別支援教育課の二人の調査官から、それぞれ「発達障害教育をめぐる諸課題」、「特別支援教育の動向について」という演題で行政説明がありました。
午後の研究協議会では、「令和6年度能登半島地震回顧～校長は何を考え、対応したか、何を準備しておくべきであったか～」と題して、石川県の校長先生からお話を聞きました。
また、跡見学園女子大学観光コミュニティ学部教授、（一社）福祉防災コミュニティ協会代表理事の 鍵屋 一 氏から、「知的障害教育校における防災教育の充実に向けて～能登半島地震の報告を受けて～」と題して、ご講演がありました。
自然災害等、突発的な出来事に対して、日ごろからいかに準備しておけるかが大事だということを痛感するお話でした。また、鍵屋教授が「頭でわかっておきながら、備えができないのは、『正常化の偏見』だ」と言われたことが印象に残りました。
今大会の最後に、経営課題別研究会がありました。私は、「インクルーシブ教育の構築」に関するグループの研究会に参加し、市立小学校に県立支援学校が同居して学ぶ事例や、高等支援学校と工科高校が連携して、交流及び共同学習を行う事例の報告を聞きました。たいへん興味深い話題であったので、校内はもちろんのこと、教育庁にも伝えようと思っています。参考にしながら、大阪でもできることがないか探りたいものです。
＊本校の先生方には、別途、この2日間の報告をしますので、しばしお待ちください。