京都薬用植物園研修(秋)

授業公開の代休日に京都薬用植物園へ行ってきました。今回は21名の参加です。

夏に比べると過ごしやすい気温で、長時間じっくりと観察することができました。

香辛料園では、様々な種類のハーブの香りの比較やスパイスの味見を通して、日常生活との関わりについて学びました。

生徒たちも教員もみんなで楽しく香りを比べました。香り成分や、何のためにその香りを発しているのかも考えるとおもしろいですね。(写真3)

なかでも、食中毒予防のために刺身のつまや鮎の塩焼きに添えられるヤナギタデは、辛味成分を含むため舌が痺れるほどの辛味がありますが、それでも食害する虫がいることから、「蓼食う虫も好き好き」という諺がうまれたことが印象に残りました。

中央標本園では、ゴボウの実をひっつき虫のように服に付けて遊びながら、ゴボウの総苞片の構造が面ファスナーのアイディアのもとになっていることを学びました。(写真4)

面ファスナーの他に新幹線や競泳用水着など、生物の構造や機能を模倣してつくられている製品はたくさんあるので、今後生物を観察する際は何かに応用できないかも考えてみてください!

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